架電率
かでんりつ
架電率とは
架電率とは、用意したテレアポリストのうち、実際に電話をかけた件数の割合を示す指標だ。「リストをどこまで消化したか」を表す数字で、リスト消化率とほぼ同じ意味で使われる。
架電率(%)= 架電済み件数 ÷ リスト件数 × 100
たとえば1,000件のリストのうち800件にかけ終わっていれば、架電率は80%になる。同じ企業に2回かけても分子は1件と数える。かけたかどうかを見る指標なので、コール回数ではなく企業数で数えるのが基本だ。
コンタクト率(接続率)との違い
現場で「架電率」という語は、コンタクト率(接続率)——架電数のうち担当者と話せた割合——の意味で使われることがある。この2つは母数も分子もまったく違う。
| 指標 | 分子 | 分母 | 何を測るか |
|---|---|---|---|
| 架電率 | 架電済みのリスト件数 | リストの総件数 | リストをどれだけ消化したか |
| コンタクト率 | 担当者と会話できた件数 | 架電数 | かけた電話がどれだけ会話に至ったか |
架電率が高くてもコンタクト率が低ければ「かけてはいるが誰とも話せていない」状態で、逆に架電率が低ければ「そもそもリストを消化しきれていない」状態だ。改善すべき場所が違うので、報告のときは「どちらの率か」を必ず添える。KPI設計の記事では、10人以上のチームでリスト消化率を月90%以上の目安で追う例を挙げている。
架電率の使い方
架電率はリスト単位で見ると効く。「Aリストは80%消化済み、Bリストはまだ30%」と分かれば、どのリストに人を割くかを決められる。リスト管理術では、リスト消化率・未対応件数・再架電待ち件数・NG件数の4つをリスト単位で追うことを勧めている。
架電率が伸びないときの原因は、だいたい次のどれかだ。
- リストの件数が架電能力に対して多すぎる(BtoBの目安は1日60〜80件)
- 架電以外の作業(結果入力・リスト整理)に時間を取られている
- 現アナや対象外が多く、1件あたりの処理に時間がかかっている
注意点
架電率は「行動量」の指標であり、成果の指標ではない。100%消化しても、その中身が現アナや留守電ばかりなら成果には結びつかない。架電率は架電件数・コンタクト率・アポ率と並べて初めて意味を持つ。数字の連鎖全体はテレアポのKPIを参照。
関連用語
- コンタクト率(接続率) こんたくとりつ
- 架電件数(架電数) かでんけんすう
- テレアポリスト てれあぽりすと