架電件数(架電数)
かでんけんすう
架電件数(架電数)とは
架電件数(架電数)とは、テレアポで電話を発信した件数のことだ。KPIの4階層でいえば最上段の「行動量」にあたり、接続率・アポ率の母数になる最も基本的な数字である。
ただし「架電数」という言葉は、チームによって数え方が違う。ここを揃えないまま件数を追うと、報告の数字だけが独り歩きする。
発信件数と有効架電の区別
数え方は大きく2つある。
- 発信件数:ダイヤルした回数そのもの。不在・話中・留守電・現アナもすべて1件と数える
- 有効架電:相手(受付を含む)が電話に出た件数。不在や現アナは含めない
1日何件かけるべきかの記事にあるとおり、「今日100件いきました」という報告でも、中身の半分以上が現アナや留守電で、有効架電で見ると30〜40件程度ということは珍しくない。どちらを「架電数」と呼ぶかをチームで決め、ダッシュボードにも両方を並べておくのが実務的だ。
さらに一段細かく、「30秒以上会話が成立した件数」を有効通話数として追う考え方もある(KPI設計)。80件かけて有効通話が5件なのか20件なのかで、架電の質が見える。
1日の架電件数の目安
| スタイル | 1日の目安 |
|---|---|
| BtoBの新規開拓(提案型) | 60〜80件 |
| リスト消化型(BtoC寄り) | 80〜120件 |
| 既存フォロー型 | 30〜50件 |
BtoBでは1件あたりの通話が平均2〜3分、不在やガチャ切りを含めた処理時間を1分とすると、1時間に15〜20件のペースになる。実稼働5〜6時間で75〜100件前後という計算だ。
架電数を増やせばアポが増えるとは限らない。アポ率1%のチームが80件を100件に増やしても、アポは0.8件から1.0件にしかならない。目安として、60件を下回っているなら量の問題、60件以上かけてもアポが出ないなら質の問題と切り分ける。
架電件数KPIを設けるときの注意
- 定義を先に決める:発信件数か有効架電か。再コールを含めるか
- 率とセットで見る:件数だけ追うと1件あたりの会話が雑になり、コンタクト率とアポ率が落ちる
- リストとの関係を見る:リストのうち何件かけたかは架電率で別に追う
件数KPIを引き上げるなら、結果入力の手間を減らすなど、それを支える仕組みも同時に整える必要がある。
関連用語
- 架電率 かでんりつ
- コンタクト率(接続率) こんたくとりつ
- KPI(テレアポのKPI) けーぴーあい
- 現アナ げんあな