営業指標

商談化率

しょうだんかりつ

商談化率とは

商談化率とは、獲得したアポイントやリードのうち、実際に商談へ進んだ割合を示す指標だ。テレアポの成果指標がアポ率で止まりがちなのに対し、商談化率は「取ったアポが本当にビジネスにつながっているか」を測る。KPI設計の4階層では最下段の「質」にあたり、有効商談率や有効商談化率とも呼ばれる。

商談化率(%)= 商談に進んだ件数 ÷ 母数(アポ数またはリード数)× 100

母数の定義で数字が変わる

商談化率は、何を母数にするかで意味も数値も変わる。

母数分子使う場面
アポ数フィールドセールスが「有効」と判断した商談テレアポチームのアポの質を測る
リード数(問い合わせ・資料DLなど)商談設定に至った件数インサイドセールスの育成成果を測る

前者はKPIダッシュボードの記事で「取れたアポのうち、フィールドセールスが『これは商談になる』と判断した割合」と定義されている。後者の例として、ナーチャリングの記事は「リードが月200件来て商談化するのは15件」=7〜8%というケースを挙げている。同じ「商談化率」でも母数が違えば比べられないので、報告では必ず母数を添える。

アポ率との違い

アポ率は「担当者と話せた件数(または架電数)のうちアポが取れた割合」で、テレアポのトークやリストの質を測る。商談化率はその先、アポが商談として成立したかを測る。両方を並べて初めて、どこに問題があるかが分かる。

  • アポ率は高いのに商談化率が低い→「日時が曖昧」「決裁者不在」など、アポの定義や質の問題
  • アポ率が低く商談化率は高い→アポの質は良いので、架電数かコンタクト率の改善余地

KPI設計の記事の目安では、有効商談率は50〜70%が良い状態、30〜50%が普通、30%以下は改善が必要とされている。アポを100件取っても有効商談率が20%なら、フィールドセールスの工数の80%が無駄になっている計算だ。

商談化率を上げるには

  • 「商談」の定義を営業側と揃える:日時・場所・出席者が確定し、決裁者または担当者が出席するものだけをアポと数える(アポ数)
  • アポの前日に確認電話を入れる:確認連絡をしないチームのアポは2〜3割が当日に流れることも珍しくない
  • 有効・無効のフラグ付けを運用に組み込む:フィールドセールスが商談後に判定しなければ、この指標は空欄か当てにならない数字になる

テレアポのKPI全体の連鎖の中で、商談化率は最後の出口にあたる。

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