発信者番号通知
はっしんしゃばんごうつうち
発信者番号通知とは
発信者番号通知とは、電話をかけたときに、こちらの電話番号を相手の端末に表示させる仕組みだ。表示しない設定を「非通知」と呼び、日本では発信時に番号の前へ「184」を付けると非通知、「186」を付けると通知になる。回線契約の既定が通知か非通知かは、事業者やプランによって異なる。
テレアポで非通知は使わない
相手の立場で考えれば分かる。知らない番号でも出るか迷うところに、番号すら表示されない着信が来れば、まず出てもらえない。法人の代表番号でも、非通知は営業電話や迷惑電話と見なされやすく、取り次ぎの前に切られる。テレアポでは通知が前提で、問題は「どの番号を通知するか」に移る。
通知する番号の種類で繋がり率が変わる
スマホの普及で「知らない番号は出ない」が当たり前になり、着信画面に表示される番号の印象がコンタクト率(接続率)を左右する。
| 発信番号の種類 | 繋がり率の目安 | 相手の印象 |
|---|---|---|
| 050(IP電話) | 5〜8% | 「営業電話だな」→無視 |
| 03/06(市外局番) | 10〜15% | 「どこかの会社かな」→一応出る |
| 090/080(携帯番号) | 15〜25% | 「知り合いかも」→出る |
050番号と携帯番号では繋がり率が3倍近く違う。迷惑電話フィルターアプリの普及も影響し、050番号は「営業・勧誘」とラベル付けされて着信すら表示されないケースもある。同じリスト・同じトークでも、通知する番号を変えるだけで結果が変わるのに、見落としているチームは多い。フリーダイヤル(0120/0800)を発信番号にするのは、法人向けテレアポでは逆効果になることもある。
実務での使い方
- 折り返しを受けられる番号を通知する:留守電や不在時の折り返しが、その番号に戻ってくる。誰も出ない番号を通知すると、折り返しの機会を捨てることになる
- 重要なターゲットには携帯番号から:法人契約の携帯やかけ放題プランを使い分けると、全体の繋がり率を底上げできる
- 番号別に繋がり率を記録する:050/市外局番/携帯で結果を分けて集計し、数字で判断する
ソフトフォンやクラウドPBXでは、発信時に通知する番号を選べる製品がある。番号の使い分けと時間帯・リストの鮮度を合わせた改善は繋がり率を上げる5つの方法、発信番号の種類から見たプラン選びはかけ放題プラン比較、携帯発信とコストの関係は通話コストを削減する3つの方法を参照。
関連用語
- IP電話(050番号) あいぴーでんわ
- コンタクト率(接続率) こんたくとりつ
- フリーダイヤル(0120/0800) ふりーだいやる
- ソフトフォン そふとふぉん