デイサービスへのテレアポ攻略法|加算算定×業務効率化で刺さるトーク設計

デイサービスや介護事業所へのテレアポ、やったことがある人なら分かると思うが、なかなか独特な難しさがある。管理者が現場に出ていて電話に出られない、そもそも「営業お断り」の空気が強い、担当者が忙しすぎて30秒で切られる――こんな経験、テレアポチームなら一度はあるはずだ。

ただ、介護業界は今まさに制度改正や人手不足で課題が山積みの状態。正しい切り口でアプローチすれば、意外なほど話を聞いてもらえる領域でもある。今回は、デイサービスへのテレアポで使える具体的なアプローチ手法を見ていこう。

デイサービスへのテレアポが難しい3つの理由

1. 管理者が現場に出ている

デイサービスの管理者は、事務所にずっといるわけではない。利用者対応やプログラムの運営で、日中はほぼ現場に出ている。電話しても「今、デイの方にいます」と言われるのが日常だ。

対策: 事前に「何時頃がお手すきですか?」と事務の方に確認する。午前中の早い時間(9時台)か、利用者が帰った後の16時以降が狙い目になる。

2. 営業電話への警戒心が強い

介護事業所には、介護ソフトや人材紹介、備品販売など、毎日のように営業電話がかかってくる。受付の段階で「営業ですか?」とガードされるケースが多い。

対策: 「営業のお電話ではなく、加算算定業務の件でご連絡しました」のように、具体的な業務名を出すことで取り次いでもらいやすくなる。

3. 予算決裁権が法人本部にある

デイサービスが法人傘下の場合、現場の管理者に決裁権がないことも。「本部に聞いてください」と言われてたらい回しになるパターンだ。

対策: 法人本部に電話した場合は「事業所からそういった話は本部で、とお聞きしたのでご連絡した」という伝え方で、正当性を持たせる。

刺さるフック:加算算定と業務効率化

デイサービスへのテレアポで最も反応が良いのが、加算算定業務効率化の切り口だ。

なぜ加算算定が刺さるのか

介護報酬における「個別機能訓練加算」は、算定すれば月あたり最大60万円以上の売上アップにつながる。しかし、計画書の作成や利用者ごとの目標設定、運動メニューの策定など、手間がかかるため未算定の事業所がかなり多い。

受付突破のトーク例:

「個別機能訓練加算の計画書作成の件でご連絡しました。管理者の方はいらっしゃいますでしょうか」

「加算算定」というキーワードは事務スタッフにも馴染みがあるため、営業電話だと思われにくい。ここがポイントだ。

担当者への切り出し方

担当者につながったら、いきなり商品説明に入らない。まず現状を確認する質問から入ろう。

「御社では個別機能訓練加算は算定されていらっしゃいますか?」

この一言で、相手の状況が分かる。算定している場合と未算定の場合で、トークの方向性を変える必要がある。

算定済みの場合: 「目標設定や計画書作成、大変というお声をよく聞くのですが、御社ではいかがですか?」と課題を引き出す。

未算定の場合: 「人員的なご事情ですか? 同じような状況の事業所様が、どんな形で実施に至ったかの事例をお持ちしています」と、ハードルを下げる。

介護報酬改定をフックにしたタイミング戦略

介護業界には約3年ごとの報酬改定がある。改定前の半年〜1年は「来年度からどうなるのか」という不安が業界全体に漂うため、テレアポの反応率が上がる時期だ。

使えるフレーズ:

「来年度の介護報酬改定で、自立支援と重度化防止がさらに重要視される中で、加算の取り組みについてご相談が増えていまして」

「新しく創設される複合型サービスとの競合関係もありますので、機能訓練での差別化が重要になってきています」

改定情報は介護事業所にとって切実な問題なので、「情報提供」という形でアポを取りやすい。

切り返しトーク集:よくある断り文句への対応

「うちは小さい事業所なので…」

「もちろん規模に関わらずお役に立てる内容です。実際に小規模のデイサービス様でも月60万円以上の売上アップにつながった事例がありますので、将来的な検討材料として情報提供だけさせてください」

「今は忙しくて…」

「デイサービス様はお忙しいのは重々承知しています。仮で日程を押さえていただいて、2〜3日前にこちらからお電話しますので、そこで調整も可能です」

この「仮押さえ + 事前確認電話」のテクニックは、介護業界のテレアポでは非常に有効だ。現場が忙しいことを理解している姿勢を見せつつ、確実にアポを確保できる。

「資料を送ってください」

「以前何度かお送りしているのですが、オンラインで30分、実際の事例を画面で見ていただく方が分かりやすいので、まずはそちらでいかがでしょうか」

資料送付で終わらせない。「すでに送っている」というのは嘘になるので使えないが、オンラインの方が価値が伝わるという提案は効果的だ。

アポ取得後のフォロー:キャンセル防止策

介護事業所のアポは、当日キャンセル率が高い。利用者の急変、スタッフの欠勤など、予測できない事態が日常的に起こるからだ。

  • アポの2〜3日前に確認電話を入れる
  • 「ご都合悪ければ日程変更も可能です」と伝える
  • Zoomなど30分のオンラインアポにすることで、移動時間の負担をなくす

アポ設定時に「デイサービス様はお忙しいので、仮押さえという形で」と伝えておくと、キャンセルへの心理的ハードルも下がって逆にキャンセル率が下がる傾向がある。

まとめ

デイサービスへのテレアポは、業界特有の事情を理解した上でアプローチすれば、十分に成果が出る領域だ。加算算定や介護報酬改定といった「業務に直結するフック」を使い、管理者の時間帯を狙って電話すること。そして何より、「今すぐ何かをしてほしいわけではない」というスタンスで情報提供をオファーすることが、介護業界テレアポの鉄板パターンになる。

あわせて読みたい


テレアポの管理をもっとシンプルに。 KIZUNA SalesFlowは、テレアポチームのためのシンプルなSFAツールです。 詳しくはこちら →

KIZUNA SalesFlow

読んで終わり、にしない。
架電を成果に変えるSFA。

ブラウザのソフトフォンでワンクリック発信・自動録音。初期費用0円・契約期間の縛りなし、月額¥1,480〜(税抜)。約350万件の営業リストは上位プラン(プロ・MAX)でご利用いただけます。

Related

関連記事