テレアポで美容サロンに商材を提案する方法|オーナー直通の勉強会アプローチ

美容サロンへのテレアポは、一般的なBtoB営業とは全く勝手が違う。相手はお客様の施術中だし、オーナーは接客もしながら経営もしている。電話を長く話せるタイミングが限られるのだ。

ただ、美容業界には**「勉強会」という最強のフック**がある。これを使いこなせば、サロンオーナーのアポ取得率は格段に上がる。今回は、美容サロンへのテレアポで成果を出すためのトーク設計を見ていこう。

美容サロンテレアポの3つの特徴

1. オーナー直通が多い

個人サロンや小規模サロンでは、電話に出るのがオーナー本人ということが多い。受付突破の概念がほぼない。

2. 施術中は絶対に電話に出ない

お客様のカットやカラー中に電話を取ることはまずない。架電のタイミングが命だ。

3. 「営業お断り」のサロンが多い

ディーラーやメーカーからの営業電話が多いので、「営業のお電話はお断りしております」と言われることが日常茶飯事。

最適な架電タイミング

美容サロンには、電話がつながりやすい時間帯がある。

時間帯つながりやすさ理由
9:00〜10:00開店準備中。お客様がまだ来ていない
12:00〜13:00お昼の隙間時間
15:00〜16:00午後の施術の合間
19:00〜20:00最後のお客様が終わった後

ベストは開店前の朝9時台。準備をしながら電話を取ってくれるオーナーが多い。

また、月曜日は定休日のサロンが多いので避ける。火曜〜土曜の架電が基本だ。

「勉強会」アプローチのトーク設計

美容サロンへのテレアポで最も効果的なのが、「勉強会」を入口にするアプローチだ。

なぜ勉強会が効くのか

  1. 「営業じゃない」と認識される: 「勉強会」は学びの場。営業よりハードルが低い
  2. スタッフ教育のニーズがある: オーナーはスタッフの技術力向上に常に関心がある
  3. 新しいトレンドに敏感: 美容業界はトレンドの変化が速い。新しい技術の情報は欲しい
  4. 無料なら断る理由がない: 費用がかからないなら、とりあえず聞いてみようと思う

トーク例

「今回営業のお電話ではなくて、某有名エリアのサロン様でお世話になっている美容メーカーでして、いま御社地域のサロン様で無料の勉強会を開かせていただいているんですね。オーナー様はいらっしゃいますか?」

オーナーにつながったら

「某有名エリアのサロン様で導入が進んでいる新しいトリートメント技術がありまして、周知のために無料で勉強会を開かせていただいています。スタイリストさんやアシスタントさんにもお聞きいただきたいので、ご予約の空いている日にお伺いできればと思うのですが」

「何目的ですか?」と聞かれたら

「まずは周知のための勉強会ですが、もちろん我々も営利企業ですので、いずれは商品をご検討いただきたいという気持ちはあります。ただ今回は何か買ってくださいという話ではありませんので、ご安心ください(笑)」

この正直さがオーナーに信頼感を与える。変に隠すより、素直に言ったほうがいい。

商材別のフック

美容サロンに提案する商材はさまざまだが、共通して使えるフックがある。

トリートメント系

「トリートメントなしで艶髪になる技術が、都内のサロンで急速に広がっています」

シャンプー台設備系

「水と空気だけでマイクロバブルを発生させる装置で、お客様の頭皮の汚れが目に見えて落ちます。リピート率が上がったサロン様が多いです」

スタッフ教育系

「アシスタントの技術底上げに特化したプログラムです。育成期間が半分になったサロン様もあります」

店販商品系

「物販の売上が月10万円以上増えたサロン様の事例があります。お客様にも喜ばれる商品です」

サロンオーナーの心をつかむ3つのキーワード

美容サロンのオーナーが最も関心を持つキーワードは3つだ。

1. 「リピート率」

新規集客よりもリピート率の向上に関心があるオーナーが多い。「リピート率が20%上がった」は最強のフレーズ。

2. 「客単価アップ」

メニュー単価を上げたいが、値上げはしづらい。追加メニューとして自然に提案できる商材は歓迎される。

3. 「スタッフの手荒れ防止」

意外かもしれないが、スタッフの手荒れは深刻な問題。手荒れが原因で辞める人もいるくらいだ。手荒れ防止につながる商材は、オーナーの「スタッフを守りたい」という気持ちに刺さる。

よくある断り文句

「ディーラーさん経由じゃないと」

→ 「もちろん最終的にはディーラーさん経由でのお取り引きも可能です。まずは勉強会で商品を知っていただいて、その上でご検討いただければ」

「今使っている商品で満足している」

→ 「素晴らしいですね。新しい選択肢の一つとして情報を持っておくのは損ではないと思いますので、30分だけお時間いただけませんか」

「そういう営業電話が多いんですよ」

→ 「申し訳ございません。ただ弊社の場合、まず無料で体験していただくところからなので、合わなければ全くお気になさらなくて大丈夫です」

テレアポリストの作り方

美容サロンのリストは以下の方法で作る。

  1. ホットペッパービューティーから: エリア × 席数で絞り込む
  2. Instagramから: ハッシュタグで地域のサロンを探す
  3. Googleマップから: 地域名 + 美容室で検索
  4. 美容組合の会員リストから: 公開されている場合がある

席数3席以上のサロンが理想的。1〜2席の個人サロンは商材の消費量が少なく、費用対効果が合いにくい。

まとめ:美容サロンは「勉強会」と「体験」で攻める

美容サロンへのテレアポで成果を出すポイントをまとめる。

  1. 架電は開店前の朝9時台がベスト。月曜は定休日なので避ける
  2. 「勉強会」「無料体験」をフックにして営業色を消す
  3. 「リピート率」「客単価」「スタッフの手荒れ」の3キーワードで訴求する
  4. 営業目的を隠さず正直に伝えることで信頼を得る
  5. 席数3席以上のサロンにターゲットを絞る

美容業界は人のつながりが強い。一つのサロンで導入してもらえれば、オーナー同士のネットワークで横に広がっていく可能性がある。最初の一件を丁寧に獲得することが大切だ。

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