通話モニタリング/ウィスパリング
つうわもにたりんぐ
通話モニタリング/ウィスパリングとは
通話モニタリングとは、マネージャーやスーパーバイザーが、オペレーターの通話をリアルタイムで聞く機能だ。ウィスパリング(whispering)は、その通話中に相手には聞こえない形でオペレーターだけに声をかけ、助言する機能を指す。CTIやクラウドPBXの管理機能として提供され、3つの段階に分けて呼ばれることが多い。
| 機能 | 管理者の関与 | 相手に聞こえるか |
|---|---|---|
| モニタリング(聴取) | 聞くだけ | 聞こえない |
| ウィスパリング(ささやき) | オペレーターにだけ助言する | 聞こえない |
| バージイン(介入) | 会話に加わり三者通話にする | 聞こえる |
録音の振り返りとの使い分け
同じ「通話を聞く」でも、リアルタイムと録音では役割が違う。
- リアルタイム(モニタリング・ウィスパリング):その場で直す。新人の独り立ち初期に、切り返しの一言を横から渡す。クレームの芽を感じたら介入する。ただし管理者が1本の通話に張り付くため、同時に見られる人数は限られる
- 録音の振り返り:後で直す。開始15秒・断られた直後の切り返し・クロージングの3カ所に絞って聞き、指摘は1回1テーマにする。自己評価やグッドコール共有でチームに分散できる
ツールを使わない「隣で聞く」モニタリング架電も有効で、新人研修では先輩の架電を横で聞く1〜2日と、新人が架電しメンターが横で聞く2〜3日を組み込む。最初の10件は1件ごとに、11件目以降は5件ごとにフィードバックする。
導入の目安と注意点
10人を超えると通話品質管理(録音・モニタリング)の必要性が高まり、リアルタイムモニタリング機能は高価格帯のCTIに含まれることが多い。一方で通話録音は低価格帯でも標準になっている。まずは録音を使った振り返りの型を作り、ロープレの台本に成功通話を流用するところから始めれば、モニタリング機能がなくてもチームは伸びる。育成・ツール・データを一体で整えるセールスイネーブルメントの一部として位置づけると、機能の要否も判断しやすい。運用面では、録音している旨を相手に告知すること、録音データのアクセス権限と保存期間を決めることをルール化しておきたい。
振り返りの型は通話録音フィードバック、録音を教材と証拠に使い切る方法は通話録音の活用法、モニタリング架電を組み込んだ研修はテレアポ新人研修の進め方を参照。
関連用語
- CTI しーてぃーあい
- ロープレ(ロールプレイング) ろーぷれ
- セールスイネーブルメント せーるすいねーぶるめんと
- ソフトフォン そふとふぉん