高圧電力テレアポ(医療・施設向け)|病院・ゴルフ場・パチンコ店への攻略術
高圧電力の料金削減テレアポは、医療・施設系の業種に対しても特有のアプローチが必要だ。病院やゴルフ場は電力消費が大きく、コスト削減の余地が大きい一方で、担当者が設備管理の専門知識を持っていることも多い。実際のトークスクリプトから学べる要点をまとめた。
医療・施設向けのアプローチ先の特定
高圧電力テレアポにおける担当者は業種によって異なる:
| 施設 | 担当者 |
|---|---|
| 病院・クリニック | 事務長 |
| ゴルフ場・リゾート施設 | 施設管理責任者 |
| パチンコ店 | 施設管理・本部担当者 |
| 商業施設・スーパー | 施設管理・店舗開発 |
特に病院は事務長が電力契約を管理していることが多い。「高圧電力の件で事務長様に」という切り方が通りやすい。パチンコ店の場合は高圧電力消費が多いため、コスト感度が高く検討してもらいやすい傾向がある。
受付突破:「確認事項がある」という切り方
施設向け高圧電力テレアポの受付突破で最も効果的なのは、「今ご利用の高圧電力の件でご連絡した」という既存契約の確認事項風のアプローチだ。
受付トーク例:
「今◯◯様でご利用の高圧電力について確認事項があり、ご連絡差し上げたのですが、そういった話ですと事務長様がご担当されていらっしゃるかと思いまして、お呼びたてさせていただきました」
「確認事項がある」という言い方は、営業電話ではなく既存契約に関する連絡のように聞こえるため、受付に通してもらいやすい。
担当者トーク:最初に「切り替え営業ではない」と宣言
担当者に繋がったら即座に:
「新電力の会社に切り替えてくださいという営業のお電話では一切なかったのですが、◯◯電力さんの高圧電力がまた値上げのお話が出ておりまして、一度診断させていただきたくてご連絡したんですね」
「切り替え営業でない」という宣言は必須だ。新電力への切り替えトラブル(倒産・基本料金高騰)を経験していたり聞いていたりする担当者は多く、「また新電力の話か」と思われた瞬間に会話が終わる。
値上げ通知をトリガーにした会話設計
ヒアリングの切り口は**「値上げの通知は来ましたか?」**だ。
「◯◯地域ですと、各電力会社さんが来年の4月から高圧電力で12〜30%の値上げ通知を出したり、100万円以上使っている会社様では電力会社の方が直接説明に行ったりしているのですが、◯◯様ではご連絡がありましたか?」
通知が来ている場合(Yes):
「かしこまりました。最近ですと新電力会社さんが撤退したり基本料金が4倍になってしまったりする中で、一度その料金単価の分析データをですね、無料でお渡しさせていただくためのお電話だったんですね。逆に今回データのお渡しだけですので、料金をすぐ下げますとかそういったご提案はできないのですが」
通知が来ていない場合(No):
「かしこまりました。テレビの報道でもありましたが、4月から大体12〜30%ほど値上げになる地域が多くて、高圧電力ご利用の◯◯業の企業様にはかなり逆風になっているとおもいまして、一度その料金単価の分析データをですね、特に◯◯様に無料でお渡しさせていただくためのお電話だったんですね」
どちらの返答でも「無料の診断・分析データ提供」という同じゴールに向かえる設計だ。
知識がある担当者への対応:「外部の分析」という切り分け
医療・施設系の担当者は設備管理の知識がある場合が多く、「すでに電力会社から分析してもらっています」という返しが来ることもある。
「あ、ほんとですか。電力会社様からいただくものですか?」 「その分析は御社内の使い方の分析の話ですよね。今回お渡しするデータは外部の電力データの話なんです。全国数十万社のデータを基に、地域の最安値と最高値を算出したものなので、御社の今の契約が市場相場と比べてどうかを確認できるんですね」
「社内の効率化分析」と「外部の市場比較分析」は違うという論理で、担当者の「既にやっている」という壁を越えられる。全国の電力データとの比較という視点は、担当者にとって新しい情報になりやすい。
成果報酬型の説明でリスクゼロをアピール
担当者から「削減できたらどうなるんですか?」「手数料はどのくらい?」という質問が来た場合:
「もし現状より削減可能だった場合、分析を元に電力会社と交渉いただくことも可能ですし、私たちのサポートが必要であれば、交渉して削減ができた場合のみ手数料をいただく完全成果報酬でお受けすることも可能でして」
「削減できなければ費用ゼロ」という成果報酬型の提案は、担当者が稟議を通す際の説得材料になる。リスクなしで試せるという安心感は、意思決定のハードルを大きく下げる。
日程設定:訪問 vs 電話での説明
高圧電力削減の提案は、施設の現状を見ながら行う方が担当者の納得感が高い。ただし、電話では「まず資料・分析データのお渡しに伺いたい」という形でアポを取るのが現実的だ。
「一度その料金単価の分析データをお渡しさせていただければと思っておりまして、◯日か◯日ではご都合いかがでしょうか。お時間は30分いただければ十分です」
「分析データを渡しに行く」という明確な目的を伝えることで、担当者が「何をするために来るのか」を事前に理解できる。
まとめ
医療・施設向け高圧電力テレアポのポイント:
- 受付突破は「今ご利用の高圧電力の確認事項」という既存契約連絡風の入り方
- 担当者には「切り替え営業ではない」を即宣言してから値上げ情報へ
- 「社内分析とは違う外部市場データ」という切り口で知識がある担当者にも対応する
電力コストは継続的な支出なので、担当者が「削減できるなら検討したい」という潜在ニーズを持っているケースが多い。成果報酬型で無料診断という低リスクな提案と、明確な外部データの提供という組み合わせが、医療・施設向けテレアポの基本戦略だ。
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