入札情報サービスのテレアポ|官公庁案件開拓の無料トライアル活用術

官公庁・自治体の入札案件を主な売上源にしている企業にとって、「どの案件が出ているか」の情報収集は死活問題だ。入札情報サービスのテレアポは、このニーズを持つ企業の担当者にどうアプローチするかが腕の見せどころになる。実際のトークスクリプトから学べる要点をまとめた。


ターゲットの特定:自治体・官公庁ビジネスをしている企業

入札情報サービスのテレアポで最も効率が良いのは、過去に無料トライアルを使ったことがある企業への再アプローチだ。

一度でも試したことがある企業は:

  • 入札案件のビジネスを実際に行っている
  • サービスの存在を認識している
  • 「良さそうだと思ったが、なんらかの理由で契約に至らなかった」という状態

この層へのアプローチは、ゼロからの新規開拓よりはるかに効率がいい。


再アプローチトーク:「AI強化で案件が増えた」を理由にする

以前トライアルを使った先への再架電では、「なぜ今また連絡するのか」の理由を作ることが大事だ。

「先日は無料トライアルをご利用いただきありがとうございました。再度ご連絡したのがですね、最近AIや機械学習を強化して案件数が大幅に増えまして、特に◯◯社様が取り組まれている◆◆◆に関連する自治体や外郭団体の案件がかなり増えてきたものですから、効果が出そうな企業様に限り、具体的な案件紹介と再トライアルのご案内をさせていただいておりまして」

「前回と同じ電話です」ではなく、「前回から機能が大きく改善された・関連案件が増えた」という変化のポイントを提示することで、「もう一度試してみようか」という気持ちを引き出せる。


受付突破:担当者名がある場合は名指しで入る

入札情報サービスのようにトライアル後の再アプローチであれば、担当者名が分かっているケースが多い。名指しで入ることで受付を通りやすくなる。

「入札情報サービスの◯◯を運営しております◯◯社の◯◯と申します。以前ご利用いただいた件でご連絡しておりまして、◯◯様はお手すきでいらっしゃいますでしょうか」

「以前ご利用いただいた件で」というフレーズは、既存の関係があることを受付に伝えられる。


ファーストトークのポイント:「今すぐ契約ではない」を先に言う

担当者に繋がったら、まず**「今すぐ本契約の話ではない」**を宣言する。

「今回も、すぐ本契約をお願いするような内容ではもちろんありませんでした。まずは直近でどんな案件が出ているか、後日オンラインで30分ほどお時間をいただければと思って、ご連絡したのですが」

入札情報サービスは「実際の案件リストを見せる」ことが最大の訴求になる。「話を聞く前に価値が分かりにくい」商材なので、電話口でのクロージングより「案件を実際に見てもらう場を作る」ことに集中するのが正解だ。


事前ヒアリングの3項目:案件・地域・決裁ルート

アポが確定したら、事前ヒアリングを3点確認しておく。これで当日の商談効率が大きく変わる。

① 興味のある案件ジャンル

「具体的な案件は、先ほど申し上げた◆◆◆以外に何かこういうのがあればというものはありますか?」

担当者が興味を持っている案件種別を事前に把握することで、当日の説明を相手のニーズに合わせて準備できる。

② 対象地域

「地域は◯◯(所在地)を中心に、県内でしょうか?それとも近隣県も含めますか?」

地域の絞り込みは、サービスの精度と担当者にとっての有用性に直結する。「自社がとれる可能性のある案件が出る地域」に絞り込むことで、当日の提示案件の質が上がる。

③ 決裁ルート

「こういったのって◯◯様がお話を聞いて、その後社内で稟議あげて決まる感じですかね?それとも代表の方も一緒に話を聞かれますか?」

担当者のみの場合と役員・社長が同席する場合で、当日の商談設計が変わる。事前に把握しておけば、適切な資料・提案内容を準備できる。


プロポーザル案件への対応:企画提案型のニーズを引き出す

入札情報といえば「見積競争入札」のイメージが強いが、自治体や官公庁が出すプロポーザル(企画提案型)案件のニーズを持つ企業も多い。

「観光庁や国交省・総務省のプロポーザル案件も対象範囲に含まれておりますので問題ございません。普段は自治体のホームページなどをチェックされているということですが、入札よりも『企画提案』よりの案件に興味が強いという理解で大丈夫でしょうか?」

プロポーザル案件は、競争が少なく自社の強みを活かしやすい案件として注目している企業が増えている。「うちの会社は入札はやっていない」と言う企業でも、プロポーザルには興味があるケースがある。


商談設定後のフォロー:Zoomリンクと事前案件準備

商談(オンライン)が確定したら:

  1. 担当者のメールアドレスを確認してZoomのURL(または商談ツールのリンク)を送る
  2. 事前にヒアリングした「希望案件ジャンル・地域」に合わせた実案件を準備する
  3. 当日は「こんな案件が今出ています」と実際のリストを画面共有で見せる

「案件を見せる」という体験が、入札情報サービスの最大の訴求手段だ。電話口での説明より、実際の案件データを見た瞬間に「これは使える」という判断に繋がりやすい。


まとめ

入札情報サービスのテレアポのポイント:

  1. 無料トライアル経験者は最優先ターゲット。「AI強化で案件が増えた」という変化を理由にした再アプローチが有効
  2. 「今すぐ契約の話ではない。実際の案件を見てもらう30分を」というシンプルな目標を設定する
  3. 事前ヒアリング(案件種別・地域・決裁ルート)で商談の質を上げる

入札情報サービスは「見れば分かる」商材だ。電話口での長い説明よりも、「実際の案件リストを見てもらう場」を素早く設定することに全力を集中する。それだけでアポ率と成約率が変わってくる。

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