DX・AI人材育成のテレアポ|経産省プログラムを活用した権威性訴求術

DX・AI人材育成サービスのテレアポは、「DXはやっている」「予算はない」「担当が別にいる」という壁が次々に現れる。実際の現場トークをもとに、これらをどう乗り越えるかを整理した。


最大の武器:経済産業省との連携という権威性

DX・AI人材育成系のテレアポで最も強力な切り口は、国の政策・経済産業省のプログラムとの連携だ。「DX研修を売りたい会社」ではなく「経産省の事業に携わっている会社」という立ち位置は、受付突破から担当者の反応まで大きく変わる。

受付トーク例:

「経済産業省のデジタル推進人材育成プログラムの教材作成と環境構築を担当させていただいている会社でございまして、そういったお話ですと、教育研修のご担当者様が良いかと思い、ご連絡差し上げたのですが、お取次ぎいただくことは可能でしょうか」

「経済産業省の〇〇」という冒頭は、受付にとって「何かの公的機関と連携している会社」という印象を与え、単純な営業電話より通りやすくなる。


担当者へのファーストトーク:情報提供+事例集の渡し方

担当者に繋がったら、**「やる・やらないは別として、同業他社がどう取り組んでいるかの情報をお渡ししたい」**という切り口で入る。

「現在、弊社で携わらせていただいている多くの企業様でどのように取り組んでいるのかをまとめた情報資料がございまして、こちら、やる・やらないは全く別としてですね、今後の参考情報になるということで皆様に喜んでいただいている情報でしたので、後日ご迷惑でない日時で、簡単なご挨拶をさせていただきながら情報のお渡しをさせていただければと」

「押しつけではなく参考情報の提供」という枠組みは、担当者の警戒心を下げる。DX関連は「どこの会社が何をやっているか」という情報収集の価値が高い領域なので、この切り口は刺さりやすい。


DX推進状況のヒアリング:「何もやっていない」も有効活用できる

担当者に「今、DX推進などは何か行っておりますでしょうか?」と聞くと、大きく2パターンに分かれる。

「何もやっていません」という場合

これは実はチャンスだ。DXツールを入れたはいいが使いこなせなかった、という企業が多い今、**「ツールより先に人の育成が必要」**という話に繋げられる。

「例えば今後DX化のソフトやサービスを導入しても、理解していないために使いこなせなかったり逆に非効率になってしまったりするのをですね、基本となる業務効率化の基礎を学ぶことによってスムーズに導入できた事例があったものですから、後日改めて30分ほどご説明のお時間を頂きたいと思うのですが」

「ツールを入れる前に人材育成が先」という論理は、DXに慎重な経営層・担当者にも納得感がある。

「DXを推進しています」という場合

すでにDXを推進している企業でも、人材育成が追いついていないケースは多い。

「飯田産業様やエイブル様でですね、DXやAIの分野で連携しておりまして、実際に携わらせていただいている多くの企業様でどのように取り組んでいるかの情報をまとめた資料をですね、今後の参考情報として皆様に喜んでいただいておりましたので」

同業他社の事例は「自社の取り組みが十分かどうか」を確認したい担当者に響く。


業種別のDXニーズを把握しておく

DX・AI人材育成のテレアポでは、業種ごとのDXニーズを事前に把握しておくと会話の質が上がる。

業種DXニーズの特徴
製造業スマートファクトリー・IoT活用・予知保全
金融業フィンテック・リスク管理・AI審査
小売業オムニチャネル・需要予測・在庫最適化
医療・ヘルスケア電子カルテ・遠隔診療・パーソナライズ医療

業種に近いDX事例を1〜2件添えることで、「自社のことを理解している会社」という印象になり、担当者の関心が高まる。


以前やり取りがある先へのアプローチ

担当者名とメールアドレスが分かっている場合、以前のやり取りに言及しながら入る方法がある。

「以前弊社の◯◯と何度かやり取りさせていただいたシグネイトですが、少しご記憶ございますか?そうですよね(笑)しばらく間が空いてしまっていたと思うので、再度ご連絡したのがですね、AIやDXの人材教育のニーズが非常に増えていてですね、◯◯様と同じような業種でのニーズが特に多かったものですから、一度ご挨拶と情報提供で改めてお時間をいただきたかったんですね」

「しばらく間が空いてしまっていたと思うので」と笑いを含めて入ることで、リードの温め直しアプローチが自然になる。


時間設定:具体的な日付を「今日何日なので」で組み立てる

「今日が◯月◯日ですので、来週の◯日や◯日ではお時間いかがでしょうか?」

オンライン商談(30分)の設定を目標にする。DX研修は画面で実際のプラットフォームを見てもらうことで価値が伝わりやすい商材なので、「電話口での詳細説明」より「オンラインで30分・画面共有」に早く繋げることが重要だ。


まとめ

DX・AI人材育成テレアポのポイント:

  1. 経産省プログラムとの連携という権威性を受付突破の武器にする
  2. 「やる・やらないは別として同業他社の事例情報を渡したい」という情報提供型で入る
  3. DX未着手企業には「ツール導入前に人材育成が先」という論理で課題を作る

DX・AI人材育成は「必要性は分かるが優先度が低い」という認識の企業が多い。外部環境(国の政策・他社の動き)と内部課題(ツールを入れても使いこなせない)の両方を活用して、担当者の優先度を変えるトーク設計が鍵だ。

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