飲食店向けLINEツールのテレアポ|リピート率向上を訴求するアプローチ術

飲食店へのテレアポは、架電のタイミングひとつで接続率が大きく変わる業種だ。また、LINE公式アカウントのような「使えるのは分かっているけど現場がやりきれない」という課題がある商材のテレアポは、トーク設計に特有のコツが要る。実際の現場スクリプトをもとに整理した。


飲食業の架電コアタイム:11時前後と14〜17時

飲食店へのテレアポで最も重要な前提が架電時間だ。

  • 11時前後:昼のオープン前、店長・マネージャーが手が空きやすい時間
  • 14〜17時:ランチが終わり、ディナー仕込み前の比較的落ち着いた時間帯

12〜13時(ランチピーク)や18時以降(ディナー営業中)に架電しても繋がらないか、迷惑になるだけだ。このコアタイムを徹底するだけで接続率は変わる。

多店舗展開の飲食チェーンの場合は、店舗への直電ではなく本部の担当者にアプローチするのが基本。店舗担当者は決裁権がないケースが多い。


受付突破:「SNS集客・LINE担当者へ」という切り口

飲食店の受付は「営業電話お断り」のモードが多い。直球の「集客ツールのご提案です」では通りにくい。

受付トーク例:

「御社のホームページ(LINE公式アカウント、食べログ)を拝見してお電話をさせていただいておりまして、SNSでの集客ですとかホームページのご担当者様は本日お越しになっていらっしゃいますでしょうか」

「御社のホームページを見た」という具体的なアクションを入れることで、ランダムな飛び込み営業ではなく「御社を見て電話した」という印象になる。「SNS集客やLINEの担当者」というワードで担当者像を絞り込む。

受付で断られた場合(この段階でシャットアウトされた場合)は、再コールに回さず見切りをつけるのも一つの判断だ。意思決定者に繋いでもらえない企業では、いくら電話しても進まない。


LINE保有状況で変わる3パターントーク

担当者に繋がったら、まず**「LINE公式アカウントをお持ちですか?」と確認**する。返答によって3つのパターンに分かれる。

パターン1:「持っていない、検討したこともない」

知識がない状態なので、まずLINE公式アカウントのメリットを教育するトークが必要だ。

「今、飲食業界でお店の公式LINEをお持ちになられるケースが増えているんですね。理由としては、紙で渡していたクーポンをLINEで送って来店を促せたり、廃棄される確率が高いポイントカードをLINEで管理できたりしまして、さらに私たちのサービスはそれに加えて、来店時のアンケートを自動で取って、誕生日月に自動でクーポンを送ることができるんですね」

「集客の本に書いてあるようなことが全部自動でできる」という一言は、担当者に「試してみたい」と感じさせやすい。

パターン2:「持っていないが、以前検討したことがある」

最もアポが入りやすいパターンだ。一度検討したことがある = 課題意識は存在する。なぜ止まったかを確認して、その理由に対応するトークに入る。

「そのときは例えば現場で管理ができないから入れるのを一旦ストップされたような感じですか?」

「現場がやりきれない」という理由が多いので、「初期費用なし・運用代行あり」という低リスクの条件を提示することで再検討を促せる。

パターン3:「持っているが、活用できていない」

最も多いパターンがこれだ。「入れたけど、1対1のやり取りをするだけ」という状態。

「活用方法としてはクーポンの配布などでご利用されていますか?(あえてNOを引き出す)」

「やっていないですね」という答えが返ってきたら、「実はやりきれているお店さんはほとんどないんですね(笑)」と共感を示してから、自動化ツールのメリットへ移行する。現場の悩みへの共感から入るのが、このパターンのトークの基本だ。


訴求の核心:リピート率2〜3割アップの数字

このジャンルのテレアポで最も使える数字は**「新規来店後のリピート率が2〜3割アップした」**という実績だ。

飲食店の最大の経営課題は新規客のリピーター化だ。「一度来てくれたお客さんが二度目に来てくれるか」は、広告費をかけるよりずっとコスト効率が良い。この数字は担当者の関心と直結する。

さらに、Google マップの評価施策も効果的な訴求になる。

「来店後のアンケートで満足されたお客様だけにGoogle マップの評価に飛んでもらって星をつけてもらったりすることもできるので、間接的に新規のお客様へのアプローチにもつながるんですね」

Googleの星評価を増やすのは飲食店にとって長年の課題。「自動でレビュー数を増やせる仕組み」は多くの担当者に刺さる訴求だ。


「初期費用無料」の提示タイミング

初期費用を無料にしている場合は、相手が「入れるかどうか」を考え始めたタイミングで提示するのが効果的だ。

「今回サービスを始めてまだ日が浅いということもありまして、初期費用一切無料で月額費用のみで設定からスタートまでできるものですから」

早い段階で「無料」を出しすぎると「安かろう悪かろう」の印象になるリスクがある。相手がある程度前のめりになってから出すのが正しいタイミングだ。


日程打診:「今日が◯日なので」という現在地の見せ方

アポの日程打診は、現在の日付を明示してから2択で提案する。

「◯月も今が◯日ですので、できましたら月末の◯日か◯日ではご都合いかがでしょうか?」

「今日が◯日」という現在地を示すことで、「来週のどこか」より相手に具体的な予定として想像させやすくなる。2択で提案することで、相手が「どちらにするか」という選択に集中できる。


まとめ

飲食業向けLINEツールのテレアポで成果を出す要点:

  1. 架電時間はコアタイム(11時前後・14〜17時)を徹底する
  2. LINE保有状況で3パターンに分けてトークを設計する
  3. 「リピート率2〜3割アップ」「Google評価自動化」という数字と仕組みで訴求する

飲食業は「興味はあるけど現場が動けない」という企業が多い業種だ。初期費用無料・運用代行という低リスクな条件と、短期間のオンライン説明(30分)の組み合わせが、アポ獲得の基本戦略になる。

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