テレアポで間接経費削減を提案する方法|成果報酬型コスト削減のトークと切り口

「コスト削減のお手伝いをしている会社です」――このフレーズでテレアポを始めて、何度ガチャ切りされただろうか。コスト削減系の商材は競合も多く、受付で「間に合ってます」と言われやすいジャンルの筆頭だ。

ただ、やり方次第ではかなりアポが取れる領域でもある。今回は、間接経費削減のテレアポで成果を出すためのトーク設計と切り口を見ていこう。

なぜ「コスト削減」のテレアポは嫌われるのか

まず、コスト削減系のテレアポが警戒される理由を整理しておく。

  • 営業電話が多すぎる: 電力、通信、コピー機……コスト削減を謳う営業電話は1日に何本もかかってくる
  • 「安くなります」だけでは差別化できない: どの会社も同じことを言うので、受付も担当者もウンザリしている
  • 実際に安くならなかった経験がある: 過去に期待はずれだった企業が多い

つまり、「コスト削減」を前面に出すだけでは戦えない。大事なのはどう切り出すかだ。

受付突破のカギは「具体的な社名」と「費目の絞り込み」

受付を突破するには、あいまいな「コスト削減」ではなく具体的な費目を伝えるのが効果的だ。

NG例

「コスト削減のご提案でお電話しました」

OK例

「全体的な間接経費や固定費のコスト見直しについて、経営企画か管理部門のご責任者の方はお手すきでしょうか」

ポイントは3つある。

  1. 「間接経費」「固定費」と具体的に言う: 受付が「ああ、そういう話か」と理解できる
  2. 「経営企画か管理部門」と部署を指定する: 誰に取り次げばいいか明確にする
  3. 大手の導入実績を冒頭でさらっと出す: 「某大手小売チェーン様や某食品メーカー様で」と信頼感を作る

受付突破率は、具体性を出すだけで体感20〜30%は変わる。

担当者トークの設計|「成果報酬型」の訴求が最強

担当者につながったら、ここからが本番だ。間接経費削減で最も刺さるフレーズがある。

「固定費など頂かない、完全成果報酬型で対応しております」

これがなぜ効くかというと、担当者のリスクがゼロになるからだ。

トーク構成の黄金パターン

ステップ1:権威づけ(15秒) 「某大手スーパー様や某コンビニチェーン様などで、合計100項目以上のコスト削減を行っている上場企業でございまして」

ステップ2:成果報酬型を強調(10秒) 「固定費などは頂かない完全成果報酬型です」

ステップ3:同業他社の実績(15秒) 「同業他社様で年間数億円の削減に成功した実績もございまして」

ステップ4:ハードルを下げる(10秒) 「いきなりのご連絡でしたので、まずは同業他社様の事例を含めて30分程度の情報提供をさせていただければと」

ステップ5:日程打診(即座に) 「来週の〇日か〇日はいかがでしょうか」

このパターンで回すと、アポ率は3〜5%程度まで持っていける。コスト削減系としてはかなり高い数字だ。

対象費目を広く持つことの重要性

間接経費削減の強みは、対象費目が幅広いことだ。具体的には以下のような項目が対象になる。

カテゴリ対象費目
エネルギー電気代、ガス代
施設系賃料、ビル管理、エレベーター保守
オフィス系通信費、事務用品、印刷費、コピー料金
金融系クレジット手数料、損害保険
IT系システム保守、サイト保守
その他旅費交通費、採用コスト、広告費、健康診断

50費目以上に対応できるなら、**「御社に関係ない費目はほぼありません」**と言い切れる。これが担当者の興味を引くフックになる。

業種別の刺さるフレーズ

飲食チェーン向け

「某ファミレスチェーン様や某回転寿司チェーン様で実績がございまして、店舗消耗品やPOS保守なども対象です」

製造業向け

「某大手メーカー様でエネルギーコストだけで年間数千万円の削減に成功しています」

小売・流通向け

「某ホームセンター様で物流コストとクレジット手数料の見直しだけで数億円の削減実績があります」

業種名を具体的に出せると(もちろん守秘義務の範囲で)、担当者の食いつきが全然違う。

よくある断り文句と切り返し

「もう他社でやってもらってます」

→ 「かしこまりました。他社様の取り組みと重複しない費目もございますので、補完的にご活用いただける部分があるか、30分だけ確認いただけませんか」

「うちは規模が小さいので」

→ 「年商10億円以上の企業様であれば、平均して年間500万〜1,000万円のコスト削減余地があるケースが多いです。完全成果報酬ですのでリスクはゼロです」

「忙しいので資料だけ送って」

→ 「資料ではお伝えしづらい同業他社様の具体的な削減額もお話しできますので、15分だけでもお時間いただけませんか」

まとめ:コスト削減テレアポは「具体性」と「リスクゼロ」で攻める

間接経費削減のテレアポで成果を出すポイントをまとめると、こうなる。

  1. 受付には「間接経費」「固定費」と具体的なワードで切り出す
  2. 大手導入実績で信頼感を作る
  3. 「完全成果報酬型」でリスクゼロを訴求する
  4. 同業他社の具体的な削減額を提示する
  5. 日程打診は2択で即座に入れる

コスト削減は競合が多い分、トークの質で差がつく領域だ。上記のパターンを自社に合わせてカスタマイズして、試してみてほしい。

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