通信サービスの業務提携テレアポ|不動産会社への光回線パートナー提案術
「営業のお電話ではなくて、業務提携のお話なんですが」。このフレーズ一つで、受付の反応が180度変わることがある。
通信サービス(光回線・SIM・Wi-Fi)の代理店提携をテレアポで獲得するのは、通常のサービス販売テレアポとは全く違うアプローチが必要だ。相手にとって「売り込まれる」話ではなく「一緒に稼げる」話だからだ。
今回は、不動産会社や引っ越し関連事業者に対して、通信サービスの業務提携をテレアポで提案する方法を見ていこう。
「営業電話ではない」の作り方
「業務提携」というキーワードの破壊力
テレアポの受付で「営業のお電話です」と認識された瞬間に、断られる確率は9割を超える。しかし「業務提携のお話」と言えば、受付の判断基準が変わる。
なぜか。営業電話は受付レベルで断れるが、業務提携の話は担当者レベルでの判断が必要だからだ。受付は「提携の話を自分の判断で断って怒られたら困る」と思うので、とりあえず繋いでくれる確率が上がる。
もちろん、実際に業務提携の話であることが前提だ。通信サービスの代理店契約は、相手企業にとってストック収益やキャッシュバック収入を得られるビジネスパートナーシップなので、「業務提携」と言って嘘にはならない。
「上場企業」のブランドを借りる
提供元が上場企業であれば、冒頭で「東証に上場しております〇〇の」と入れるのが有効だ。上場企業というだけで、怪しさが半減する。
テレアポにおいて信頼性は最大の武器だ。特に通信関連は詐欺まがいの電話が多い業界なので、上場企業であることを最初に伝えるだけで差別化になる。
取り次ぎ先は「賃貸営業のご責任者」
不動産会社に電話する場合、「業務提携のご担当者」と言うと抽象的すぎる。「賃貸営業のご責任者様」と具体的に言った方が、受付も誰に繋げばいいかわかりやすい。
担当者トークの3つの柱
柱1:ストック収益の魅力を伝える
不動産会社にとって、仲介手数料は一度きりの収入だ。しかし通信サービスの提携であれば、顧客が契約を続ける限り毎月のストック収入が発生する。
「仲介手数料と同じくらいのキャッシュバックが得られる」と具体的に伝えれば、不動産会社の営業責任者の目の色が変わる。仲介手数料は家賃1ヶ月分が相場で、例えば7万円のワンルームなら7万円。これと同等のキャッシュバックが、入居時のインターネット契約を紹介するだけで得られるなら、やらない理由がない。
柱2:既存提携との比較を提案する
ほとんどの不動産会社は、すでにどこかの通信会社と提携している。だから「切り替えてほしい」と言うのではなく、「今の提携先と比べてみていただきたい」というスタンスが重要だ。
「すぐすぐ何かしてほしいわけじゃなくて、ストックの条件を他社さんと比べていただきたかったんです」と伝えれば、相手は「比較するだけならいいか」と感じる。比較してもらえれば、条件で勝負できる自信がある場合は、このアプローチが最も効率的だ。
柱3:複数サービスの横展開
光回線だけでなく、格安SIM、ポケットWi-Fi、MVNO構築支援など、複数のサービスラインナップがあれば、それを活かす。
担当者が「光回線は間に合ってる」と言っても、「実はSIMカードサービスやポケットWi-Fiの代理店もご案内可能でして」と別サービスにスライドできる。1回の電話で複数の提案ができるのは、テレアポの効率面で大きなアドバンテージだ。
不動産会社へのテレアポあるある
「もう提携先がある」は想定内
不動産会社の99%は、すでにどこかと提携している。この反応は「断り」ではなく「当たり前の事実」だ。ここで引き下がったら、永遠にアポは取れない。
返し方は「もちろんそうですよね。今回は切り替えの話ではなく、条件の比較だけお願いできればと」の一言だ。比較検討は相手にとってもリスクがない行為なので、受け入れてもらいやすい。
「費用がかかるんでしょ?」
通信サービスの提携は、不動産会社側にコストがかからないケースが多い。「御社にご負担いただく費用はございません」と即答できれば、次のステップに進みやすい。費用がかからないなら、話を聞いてみようかという心理が働く。
「今忙しいので資料を」
資料送付で終わらせないテクニックとして、「やるやらないは置いといて一度30分でご案内だけさせていただきたい」というフレーズが効く。「やるやらないは置いといて」という前置きが、相手の心理的ハードルを下げる。
提携テレアポと販売テレアポの違い
通常のテレアポは「買ってもらう」ことがゴールだが、提携テレアポは「一緒にやりましょう」がゴールだ。この違いを理解していないと、トーク全体がズレる。
売り込み感を消す
「御社の収益拡大のお手伝いができる」というスタンスを一貫させる。「うちのサービスは素晴らしいです」ではなく、「御社と一緒にやることで、お互いにメリットがある」という提案にする。
対等な関係を演出する
提携である以上、売る側と買う側ではない。「パートナーとして」「協業として」という言葉を意識的に使うことで、相手のプライドを尊重したコミュニケーションができる。
決裁のスピード感を伝える
提携となると「社内で検討します」で長期化しがちだ。初回のアポで「本日の打ち合わせで方向性だけ確認させてください」と伝え、次のステップを明確にすることが大事だ。
まとめ
通信サービスの業務提携テレアポは、「営業」ではなく「パートナーシップの提案」として設計するのがポイントだ。受付では「業務提携」のキーワードで突破し、担当者にはストック収益と条件比較の話で関心を引く。既存提携先がある前提でトークを組み立て、「比較するだけ」というハードルの低い提案でアポを獲得しよう。
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