Z世代の新卒採用にSNSテレアポが刺さる理由と業界別トーク例

「採用が厳しい」は、今すべての業界で起きている

新卒採用の現場が年々厳しくなっている。特に2024年以降、Z世代の就活スピードは加速し、2月時点で内定が出ている学生も珍しくない。さらにコロナ禍を経て、大学生活でサークルやバイト、ゼミでの対面コミュニケーション経験が5割以上減ったとされ、面接で「情熱的な学生が減った」「本音と建前を分けない」という声も多い。

こうした状況下で、ナビ媒体やダイレクトリクルーティングだけに頼る採用手法は限界を迎えている。ここに「SNSを活用した採用マーケティング」という提案テレアポの出番がある。

なぜ「SNS×採用」テレアポは受付を突破しやすいのか

このテーマのテレアポが通りやすい理由は3つある。

1. 求人を出している企業は課題が明確

アプローチ先を「現在求人を出している企業」に絞れば、採用に課題を抱えていることは確実だ。求人情報をリストのフィルタに使えるので、テレアポのリスト精度が上がる。

2.「営業電話ではない」ポジションが取れる

このテレアポでは「大手企業の採用事例の情報提供」という切り口でアプローチする。「今すぐ何かを導入してほしいわけではない」と明言することで、相手の警戒心が下がる。実際、受付で「どのようなご用件ですか?」と聞かれた際にも「新卒採用の若手社員の雇用獲得の施策の件」と言えば、人事部門への取り次ぎ率は格段に上がる。

3. 部門指定が明確で迷わない

「人事の新卒採用ご担当者様」と一言で部門が特定できる。受付の取り次ぎハードルが低い案件だ。

業界別・担当者接続後のトーク例

このテレアポの最大の強みは、業界ごとにトークをカスタマイズできることだ。いくつか実践例を紹介しよう。

介護・医療業界

「医療法人様や社会福祉法人様の介護や看護の方の若手職員の獲得に特化したSNSでの求人施策を提供しておりまして、年々とくに介護の業界で採用が厳しくなる中で、御社と近しい会社様の介護職の採用でかなり成果を出しておりましたので…」

ポイントは**「近しい会社」**というワード。「同業他社がやっている」という社会的証明が効く。

製造業(現場・技能職)

「なかなか若手の採用がしづらい製造現場の若手正社員採用に特化して、SNSやデジタルマーケティングで採用のお手伝いをしておりまして…」

製造業では「認知度の低さ」がネックになっている。BtoBで学生に知られていない企業が多いため、SNSでの認知拡大という提案が刺さる。

自動車ディーラー

「整備士の方やカーディーラー様の営業に特化して、SNSやデジタルマーケティングで採用のお手伝いをしておりまして…」

自動車整備士の人材不足は深刻で、整備学校の入学者数は定員の7割を切っている。この数字を添えると説得力が増す。

ホテル・旅館業

「コロナ後の需要が戻りつつある中で、若手社員の採用が難しくなっているホテル旅館業様に特化して…」

「日本人のお客様中心のホテル旅館様で成果を出している」と言えば、インバウンド系ではない旅館でも自分ごと化してくれる。

共通して使える「つなぎフレーズ」

業界別トークのあと、担当者と会話が続いたら次のフレーズでヒアリングに入る。

「ちなみに御社が新卒採用のメインとしましては、リクナビさんやマイナビさんなどのナビ媒体を中心にされてますでしょうか?」

ここで相手の現状の採用手法を聞き出す。スカウト型のダイレクトリクルーティングを使っているかどうかも確認できれば、提案の精度がさらに上がる。

その後のクロージングはこう。

「SNSを利用した若手の人材確保の母集団形成にかなり強みがありまして、SNSから自社の採用サイトに流入させたあとに、ターゲット人材を確保できるんです。もちろんこのお電話で今すぐ何かを導入してほしいわけではまったくなくて(笑)、後日オンラインで情報提供をさせていただければと思っていたんですね」

「今すぐではない」「笑い」を混ぜることで、押し売り感を消す。テレアポの基本中の基本だが、このフレーズがあるだけでアポ率は変わる。

Z世代テレアポ成功の3つのポイント

  1. リストは「求人掲載企業」で絞る — 採用課題が明確な企業だけにアプローチ
  2. 業界ごとにトークを変える — 10パターン以上用意しておくのが理想
  3. 「情報提供」のスタンスを崩さない — 売り込みではなく、他社事例の共有という位置づけ

まとめ

Z世代の採用は年々難しくなっているが、裏を返せばそれだけ多くの企業が悩んでいるということ。SNS×採用マーケティングの切り口でテレアポすれば、人事担当者の耳は傾きやすい。業界ごとのトークを磨き、「うちと同じ業種で成果が出ている」という一言を添えるだけで、アポ取得率は大きく変わるはずだ。

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