新卒離職を防ぐ研修テレアポ:4月が勝負の受付突破トーク術

4月のテレアポは「新卒離職防止」が鉄板

毎年4月、人事部門は新入社員の受け入れで最も忙しい時期を迎える。研修の運営、配属先の調整、メンタルケア——やることは山積みだ。

一見、テレアポには最悪のタイミングに思える。しかし実は、この時期だからこそ刺さるテーマがある。「新卒社員の離職防止」だ。

4月〜5月は新卒社員が「思っていたのと違う」と感じ始め、早期離職のリスクが高まる時期。人事担当者もそれを肌で感じているからこそ、「離職防止」というキーワードに反応しやすい。

受付突破:「人材教育・社内研修のご担当者様」で通す

この案件の受付トークはシンプルだ。

「4月に入社した新卒社員の方々の離職を研修で防止するお手伝いをしておりまして、そういった内容については人事の教育のご担当者様がいらっしゃるかと思いまして、ご連絡差し上げました」

ポイントは3つ。

  1. 「離職防止」という課題ワードを入れる — 受付も「それは人事の仕事だ」と判断しやすい
  2. 「研修」と明言する — 人材紹介やスカウトとは違うカテゴリだと伝わる
  3. 部門を指定する — 「人事の教育の担当者」と絞ることで取り次ぎやすくなる

担当者接続後のトーク:「忙しい」を逆手に取る

担当者につながったら、まず相手の状況を確認する。

「お電話の内容がですね、4月に入社した新卒社員の方々の離職対策でお電話させていただきまして、夏前でしたり1年目の最初の離職時期がありますのでご連絡したのですが、いま御社では新卒の社員の方々は研修期間中でしょうか」

「はい」でも「終わりました」でも、次につなげられる構造になっている。

その後、具体的なサービス内容を伝える。

「某大手人材会社さんや某大手自動車メーカーさんなどでも成果が出ていたものですから、今回いきなりのご連絡でしたので御社の取り組みを変えてほしいのではなくて、同業他社様の事例を含め1度情報提供とご挨拶をかねて後日お時間いただきたいと思っておりまして」

ここで効いているのが**「御社の取り組みを変えてほしいのではない」**というフレーズ。忙しい人事担当者は「また売り込みか」と思って聞いているので、この一言で警戒レベルが下がる。

最大の壁:「4月は忙しいので5月にしてください」への切り返し

このテレアポで最も多い断り文句がこれだ。対応はこう。

「そうですよね。いま一番忙しいシーズンだと理解してはいてですね、すみません(笑)。そんな中でお電話した理由がですね、やはり新卒の方々が、どうしても4月や5月になると残念ながらお辞めになられてしまったり体調が悪くなってしまっているのを仕事柄多く拝見しますので、それを緩和したり減らしたりといった情報提供ができますので、ぜひこの季節にお聞きいただきたかったんですね。もちろんお話を聞いてすぐにやってくださいという訳ではありませんので、そこはご安心ください(笑)」

このトークのうまさは3点ある。

  1. 共感から入る — 「忙しいですよね」と認めることで対立構造にならない
  2. 緊急性の理由を説明する — 「この季節だからこそ」という根拠を示す
  3. 笑いを入れる — 2回の「笑」でテンションを和らげる

それでもダメなら、5月のGW明けに予約を入れる「先押さえ」テクニックを使う。

「5月に入ったら入ったで、いろいろとご予定が入ってくるかと思いますので、例えば5月のGW明けの8日か9日に一旦押さえさせていただいて、前週に私からお電話を差し上げますので、8日か9日ではいかがでしょうか」

「一旦押さえる」「前週に電話する」という言い方で、相手にとってのリスクを下げている。日程が先であれば心理的ハードルも低くなる。

アポ確定後のヒアリングで差がつく

日程が決まったら、追加のヒアリングを忘れずに。

「で、確認なのですが…」

と、案件シートに沿ったヒアリング項目を聞く。さらに最後にこのフレーズ。

「担当にその旨申し伝えて、事例などを用意するようにしておきます。そのほか、何か我々に用意しておいてほしいものなどありますか?」

**「用意しておきます」**は相手に「自分専用の資料を準備してくれる」という期待を持たせる。これで当日のキャンセル率が下がる。

電話の切り際は「今日イチ明るい声」で

最後のポイントは電話の終わり方だ。

「すみません、お忙しいところ長電話してしまいまして!宜しくお願い致します。ごめんくださいませ、失礼いたします」

ここは今日いちばん明るい声で。最後の印象がそのまま「この人との商談は気持ちよさそうだ」という期待につながる。細かいが、テレアポでは切り際の声のトーンがキャンセル率に直結する。

まとめ

新卒離職防止の研修テレアポは、4月〜5月が最も架電効率の高い時期だ。「忙しい」を断り文句にされやすいが、逆にその忙しさを理由にして緊急性を伝えられる。笑いを混ぜたカジュアルなトーンと、「先押さえ」のテクニックを組み合わせれば、繁忙期の人事担当者からもアポは取れる。

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