SESエンジニア派遣のパートナー開拓テレアポ:技術者の質で勝負する切り口
SESのパートナー開拓テレアポは「技術名」が受付突破の鍵
SES(System Engineering Service)事業を展開する会社にとって、新規のパートナー企業開拓は生命線だ。しかし、IT企業へのテレアポは競合も多く、「また派遣の営業か」と思われがちなジャンルでもある。
ここで差がつくのが、受付トークで技術名を出すというテクニックだ。
受付トーク:「Java」「Python」を出すだけで突破率が変わる
典型的なSES営業の受付トークはこうなりがちだ。
「エンジニアの派遣について、ご担当者様いらっしゃいますか?」
これだと「営業お断り」で終わる。では、どう変えるか。
「弊社がSES事業を行っておりまして、現在某大手SIer様や某大手メーカー様とプログラマーのパートナー提携をさせていただいているのですが、大変恐れ入りますがJavaですとかPythonのエンジニアのパートナーや提携のご担当者様お手すきでいらっしゃいますでしょうか」
ポイントは3つ。
- 「Java」「Python」と技術スタックを明示する — 受付が「技術の話だから担当に回そう」と判断する
- 「パートナー提携」という言葉を使う — 「派遣営業」ではなく「提携の相談」に聞こえる
- 大手企業との取引実績を出す — 「某大手SIer様」レベルで十分。信頼性が上がる
受付で「ご用件は?」と聞かれた場合のフォローも用意しておく。
「弊社がSES事業を20年以上行っておりまして、現在某大手SIer様や某大手メーカー様に弊社で大体5年〜10年くらい勤めている正社員のエンジニアを派遣させていただいているのですが、特にJavaやPythonが得意のエンジニアを中心でして、そういったお話なら派遣のご担当者様がよいかと思いご連絡差し上げたのですが」
「5年〜10年勤めている正社員」という情報が効く。フリーランスや派遣社員とは違う品質感を受付段階で伝えられる。
担当者接続後:「すぐすぐの話ではない」で警戒を解く
担当者につながったら、まずは現状確認。
「御社では、エンジニアのSESはいい人がいれば受け入れていらっしゃる感じですか?」
「いい人がいれば」という条件付きの質問にすることで、「はい」が出やすくなる。
その後のトークで重要なのは、3つの差別化ポイントを手短に伝えること。
差別化①:全員正社員
「弊社がすべて正社員のエンジニアになっていまして」
フリーランス中心のSES会社との違いを一言で伝える。正社員=定着率が高い=プロジェクト途中での離脱リスクが低い、という安心感につながる。
差別化②:平均経験7年
「平均して7年は経験がある、特にJavaとPythonが得意のエンジニアも多くてですね」
数字を入れることで具体性が出る。「経験豊富なエンジニア」より「平均7年」のほうが100倍伝わる。
差別化③:コスト優位性
「金額面でもフリーランスを雇うより安くなったという企業様も多くてですね」
IT業界では「正社員派遣はフリーランスより高い」と思い込んでいる担当者が多い。この常識を覆す一言で興味を引く。
クロージング:「情報収集」のスタンスで着地する
「導入前提とかではなかったんですけども、最新のSESの情報収集といった認識でよかったので、ちょっとエンジニアの部分でどの程度のスキルが必要か、一度お話ができたらと思うんですね」
「導入前提ではない」「情報収集」——この2つのワードで心理的ハードルを下げる。SESのテレアポでは、相手に「具体的な案件がないと会えない」と思わせないことが重要だ。「どの程度のスキルが必要か」というヒアリング要素を入れることで、相手にとっても有益な打ち合わせになる印象を与える。
SESテレアポで避けるべき3つのミス
ミス1:技術スタックを言わない
「エンジニア派遣です」だけでは、受付も担当者も具体的なイメージが湧かない。最低でも2つの言語名は出そう。
ミス2:「何名でも対応可能」と言ってしまう
現実的でないアピールは信頼を失う。「少数精鋭」「1名からでも」のほうがSESの実態に合っている。
ミス3:単価の話を電話でしてしまう
単価は対面(オンライン含む)で伝えるべき情報だ。電話で聞かれても「スキルレベルによって変わりますので、一度お会いして具体的にお話しできればと思います」でかわそう。
まとめ
SESのパートナー開拓テレアポでは、「技術スタック」「正社員品質」「コスト優位性」の3点を短時間で伝えることがカギになる。受付段階で「JavaとPython」を出すだけで突破率は変わるし、担当者には「フリーランスより安い正社員エンジニア」というギャップで興味を引ける。20年以上の実績があるなら、それも大きな武器だ。
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