学校向けテレアポで「先生につなぐ」ための受付突破テクニック
学校テレアポは「誰につなぐか」で勝負が決まる
法人営業のテレアポと学校向けテレアポは、受付突破の構造がまったく違う。企業なら「営業部長」「人事担当」と言えば通じるが、学校では「英語の副教材を担当している先生」のように、教科や役割で指定しなければならない。
しかも学校には独特のハードルがある。授業中は電話に出られない、事務員がガードが固い、そもそも「営業お断り」の空気が強い——。それでも、EdTech商材やオンライン教材の導入は年々加速しており、テレアポの余地は確実にある。
今回は、教育機関向けの商材を400校以上に導入した実績を持つチームのトークから、学校テレアポの攻略法を見ていこう。
受付突破:「副教材の件で」がキーフレーズ
学校の受付(事務室)を突破する最大のコツは、用件を具体的かつ教育的に伝えることだ。
「営業です」「サービスの紹介です」では即座に断られる。代わりに使うのが、こんなフレーズ。
「英語の副教材について、お分かりになる先生はお手すきでいらっしゃいますでしょうか」
ポイントは3つ。
- 「副教材」という教育現場の用語を使う — 営業っぽさが消える
- 教科を明確にする — 「誰に回せばいいか」が事務員にもわかる
- 「お手すき」で配慮を見せる — 授業中かもしれないという理解を示す
もし「どういったご用件ですか?」と聞かれたら、導入実績の数字を出す。
「400校以上の教育機関さんにオンラインの英語教育ツールを提供させて頂いておりまして」
「400校」という数字が効く。学校関係者は横のつながりを気にする。他校が使っているなら無視できない、という心理が働く。
先生が不在でも情報を取る
学校テレアポで頻繁に発生するのが「先生が授業中で出られない」パターンだ。ここで「またかけ直します」と引き下がるのはもったいない。
不在時にやるべきことは、事務員から情報を引き出すこと。
「〇〇先生、何時限目がお手すきでいらっしゃいますか?」
これだけで、次回の架電タイミングが正確にわかる。学校の時間割は基本的に固定されているから、一度聞けばかなりの確率でつながる。
さらに余裕があれば「英語の副教材についてはどちらの先生にご連絡したらよろしいでしょうか」と、担当者名も聞いておく。次の電話で名指しできるだけで、突破率は格段に上がる。
担当教員への初手:「検討材料の一つとして」
先生につながったら、いきなり売り込まないのが鉄則。学校の教材選定はサイクルがあり、「今すぐ導入」はほぼない。そこで効くのが、時間軸をずらすフレーミング。
「直近で導入される教材はお決まりかと思いますので、あくまで来年・再来年の検討材料の一つとして、情報提供させて頂きたかったんですね」
「今すぐ買ってくれ」ではなく「将来の選択肢を増やす」という位置づけにすることで、先生のガードが下がる。教育者は「情報収集」には前向きだ。
「既に使ってます」への切り返し
学校がすでに別のオンライン教材を使っている場合、ここでの対応が分かれ道になる。
NGパターン: 「うちの方が優れています」と競合を否定する OKパターン: 相手の現状に興味を示しつつ、差別化ポイントを自然に出す
「ご利用されているんですね、かしこまりました。私たちが出来ることですと、具体的には15,000本以上の動画が月替わりで——」
ポイントは、先に相手を認めてから自社の強みを出すこと。比較ではなく「追加情報」として聞いてもらう姿勢が大事だ。
アポ設定の2択クロージング
学校テレアポで最も重要なテクニックの一つが、具体的な日程の2択提示。
「今日が12月2日ですので、来週の〇日や〇日等、お時間いかがですか?」
「いつがいいですか?」というオープンクエスチョンではなく、2つの日程を提示する。さらに「今日が〇日」と起点を言うことで、相手の頭の中にカレンダーが浮かぶ。
学校の場合は追加で意識すべき点がある。
- 長期休暇の前後を狙う(冬休み・春休みは先生の時間が空く)
- 学期末・年度末は避ける(成績処理で忙殺されている)
- オンライン30〜40分を提案する(学校に訪問するハードルを下げる)
まとめ
学校向けテレアポの成功のカギは、教育現場のリズムを理解することにある。
- 受付では「教科+副教材」で用件を伝え、事務員の判断を助ける
- 不在でも時間割と担当者名を聞いて次回に備える
- 「来年の検討材料」として時間軸をずらし、ガードを下げる
- 既存利用があっても否定せず、追加情報のスタンスで攻める
- 日程は2択で具体的に提示する
教育機関は決裁のサイクルが長いぶん、一度入り込めば継続率が非常に高い。焦らず種をまく姿勢が、結局いちばん効率がいい。
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