運送業向けテレアポ|ドライバー採用サービスを提案するトーク設計

運送会社にテレアポして、ドライバー採用サービスを提案する。この仕事、実はテレアポの中でもかなり「当たりやすい」ジャンルだ。

理由はシンプル。運送業界は慢性的なドライバー不足で、採用に困っていない会社がほぼ存在しない。全国のトラック事業者数は約6万3000社。そのほぼ全てが「ドライバーが足りない」と言っている。需要がある市場にテレアポするのだから、トークさえ間違えなければアポは取れる。

今回は、運送業向けのドライバー採用テレアポで成果を出すためのポイントを見ていこう。

キーパーソンは「運行管理者」か「配車係」

一般企業なら人事部に電話するところだが、運送会社は違う。ドライバーの採用権限を持っているのは、人事ではなく運行管理者配車係であることが多い。

特に中小の運送会社(従業員50人以下)では、社長が運行管理者を兼任しているケースも珍しくない。「採用のご担当者様」と言うより「運行管理や配車のご担当の方」と言った方が、正確にキーパーソンにつながる。

受付突破のコツは、採用媒体の営業ではなく「ドライバーの紹介の件で」と切り出すこと。運送会社は求人媒体の営業電話に慣れきっているが、「具体的にドライバーを紹介できる」というニュアンスにすると対応が変わる。

地域×車種×年齢でフックをつくる

運送業テレアポで最も効くフックは、地域名+車種+年齢層の組み合わせだ。

「今、埼玉県内で4トン未満の中型免許を持った20代30代のドライバーさんの応募が増えていまして」

この一文には3つの具体性が入っている。

  1. 埼玉県内 - 架電先の所在地に合わせる
  2. 4トン未満の中型 - その会社が使っている車両サイズに合わせる
  3. 20代30代 - 若手が欲しいという普遍的なニーズに刺さる

事前にその会社のWebサイトを30秒チェックして、大型車が多いのか4トンが中心なのか、冷凍・冷蔵車があるのかを確認しておく。この30秒の手間で、トークの説得力が段違いに変わる。

2024年問題を活用したトーク

運送業界で2024年4月から始まった時間外労働の上限規制(いわゆる2024年問題)は、テレアポのフックとして今でも有効だ。

「残業規制でドライバーの稼働時間が減って、その分人数を増やさないといけなくなっている会社さんが増えていまして」

この問題は運送会社にとって切実で、話を聞いてもらえる確率が高い。特に長距離運行がメインの会社ほど影響が大きく、ドライバーの増員ニーズが強い。

ただし注意点がある。「2024年問題で大変ですよね」と共感から入ると、「そうなんだよ、大変なんだよ」と愚痴が始まって話が脱線する。あくまで「だから若手ドライバーの紹介で力になれます」という解決策につなげるのがポイントだ。

運送業テレアポの時間帯

運送会社への最適な架電時間は、一般企業とは少し異なる。

  • 9:00〜10:00: 朝の配車が落ち着くタイミング。運行管理者がデスクにいる可能性が高い
  • 13:00〜14:00: 午前便の運行が一段落して、午後便の手配前
  • 避けるべき: 7:00〜8:30(出発準備でバタバタ)、16:00以降(帰着確認で忙しい)

また、五十日(ごとおび:5日、10日、15日、20日、25日、末日)は荷動きが多くて忙しいことが多い。トークスクリプトに「ゴトウビはお忙しいと思いますので」という配慮を入れると、「分かってるな、こいつ」と思ってもらえる。

「求人媒体はもう使ってる」への切り返し

運送業テレアポで最も多い断り文句がこれだ。

「もう求人サイトに出してるから大丈夫」

この場合、「うちは媒体ではなくて、ダイレクトにドライバーを紹介するサービスです」と差別化するのが定石だ。求人媒体は「待ちの採用」だが、人材紹介は「攻めの採用」。この違いを短く伝える。

「求人サイトに掲載して応募を待つスタイルだと、応募が来ても免許の種類が合わなかったり、経験不足だったりしますよね。うちのサービスでは、御社が求める車種の経験がある方だけをご紹介するので、面接のミスマッチが減ります」

運送会社の採用担当者は「応募は来るけど、使える人が来ない」という悩みを抱えていることが多い。ここに刺さるトークを用意しておくと強い。

リスト作成のポイント

運送業のテレアポリストは、以下の優先順位で作ると効率がいい。

  1. 従業員30〜100人の中堅運送会社: 採用ニーズがあり、かつ自社で採用チームを持てていない層
  2. 特定の車種に特化した会社: 冷凍・冷蔵、海上コンテナ、タンクローリーなど特殊車両はドライバー不足が深刻
  3. 地方の運送会社: 都市部より人材獲得競争が少ないため、紹介サービスの付加価値が高い

都道府県別のトラック事業者数を見ると、東京(5,348社)、大阪(4,846社)、埼玉(3,761社)、北海道(3,720社)、愛知(3,138社)がトップ5だ。ボリュームが多い分競合も多いので、6位以下の地方都市を狙うのも一つの戦略だ。

まとめ

運送業向けのドライバー採用テレアポは、業界全体が人手不足という追い風がある。キーパーソン(運行管理者・配車係)を正確に狙い、地域×車種×年齢で具体的なフックを作れば、アポ率は安定して出る。

テレアポリストに「主要車種」「従業員規模」「エリア」の情報を付加しておくことで、1件1件のトークの精度が上がる。運送業のテレアポは、事前のリサーチ30秒が成果を大きく左右する世界だ。

あわせて読みたい


テレアポの管理をもっとシンプルに。 KIZUNA SalesFlowは、テレアポチームのためのシンプルなSFAツールです。 詳しくはこちら →

KIZUNA SalesFlow

読んで終わり、にしない。
架電を成果に変えるSFA。

ブラウザのソフトフォンでワンクリック発信・自動録音。200万件超の営業リスト付きで、初期費用0円・契約期間の縛りなし、月額¥1,480〜(税抜)。リストを開いて、今日から開拓に集中できます。

関連記事