テレアポの最適な時間帯は?時間帯別アポ率データ
同じトークスクリプト、同じリスト、同じ営業マンでも、電話をかける時間帯が違うだけでアポ率が2〜3倍変わる。これはテレアポの世界では常識だが、意外と「なんとなく朝から順番にかけている」というチームが多い。
この記事では、時間帯別のアポ率傾向データ、業種ごとの最適タイミング、曜日別の傾向、そして「ゴールデンタイム」の考え方を解説する。架電計画の立て方まで具体的に紹介するので、明日からすぐに実践してほしい。
時間帯別のアポ率傾向
テレアポの時間帯を大きく5つに分けると、それぞれに明確な特徴がある。
時間帯別アポ率の目安
| 時間帯 | 繋がり率 | アポ率傾向 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 8:30〜9:30 | ★★★★ | ★★★ | 出社直後。決裁者が席にいる確率が高い |
| 9:30〜11:30 | ★★★★★ | ★★★★★ | ゴールデンタイム。最も繋がりやすく、対応も丁寧 |
| 11:30〜13:00 | ★★ | ★★ | 昼休み前後。離席率が高く、対応も雑になりやすい |
| 13:00〜16:00 | ★★★ | ★★★ | 午後の業務中。会議が多く繋がりにくいが、繋がれば質は高い |
| 16:00〜17:30 | ★★★★ | ★★★★ | 第2のゴールデンタイム。業務が落ち着き、話を聞いてもらえる |
午前のゴールデンタイム:9:30〜11:30
テレアポにおける最大のゴールデンタイムは9:30〜11:30だ。理由は明確で、以下の条件が揃うからである。
- 朝礼や始業直後のバタバタが落ち着いている
- まだ会議が始まっていないことが多い
- 午前中は集中力が高く、新しい情報への受容性が高い
- 決裁者がデスクにいる確率が最も高い
この2時間は「量」ではなく「質」を重視した架電に充てるべきだ。見込みの高いリスト、温度が高い再コール先を優先的にこの時間帯に回そう。
午後の第2ゴールデンタイム:16:00〜17:30
意外と見落とされがちだが、16:00〜17:30も高いアポ率が期待できる時間帯だ。
- 午後の会議が終わり、デスクに戻っている
- その日の業務が一段落し、心理的余裕がある
- 「今日中に返事しておこう」という心理が働きやすい
ただし17:30を過ぎると帰宅準備に入る企業も多いため、17:30がデッドラインだと考えておくのが無難だ。
避けたほうがいい時間帯
11:30〜13:00(昼休み前後)は最もアポ率が低い時間帯だ。昼食前は「早く電話を終わらせたい」心理が働き、昼食中は当然不在、昼食後はまだ業務モードに入りきっていない。
この時間帯は架電に使わず、以下のような作業に充てるのが効率的だ。
- 午後の架電リストの準備
- 架電結果の入力・整理
- トークスクリプトの見直し
- チーム内の情報共有
業種別の最適時間帯
業種によって「電話に出やすい時間帯」は異なる。ターゲットの業種に合わせた架電計画が成果を左右する。
業種別ベストタイミング
| 業種 | 最適時間帯 | 避けるべき時間帯 | 理由 |
|---|---|---|---|
| IT・Web系 | 10:00〜12:00 | 朝一(フレックス多い) | 出社が遅め、朝は不在が多い |
| 製造業 | 8:30〜10:00 | 13:00〜15:00 | 朝が早く、午後は現場に出る |
| 不動産 | 10:00〜11:30 | 午後全般 | 午後は内見・外出が多い |
| 飲食・小売 | 14:00〜16:00 | 11:00〜14:00 | ランチ〜ピーク時間は絶対NG |
| 士業(税理士等) | 9:30〜11:30 | 確定申告期(2〜3月) | 繁忙期を避ける |
| 人材系 | 9:30〜11:00, 16:00〜17:30 | 昼前後 | 午前と夕方に2回狙う |
| 医療・クリニック | 12:30〜14:00 | 午前(診療中) | 昼休みが唯一の空き時間 |
注意:業種の「常識」を疑う
上の表はあくまで一般的な傾向だ。実際には企業ごとに状況が異なるため、自社の架電データを蓄積して検証するのが最も正確なアプローチになる。
例えば「IT企業はフレックスだから朝は繋がらない」が定説だが、スタートアップのCEOは早朝から出社していることも多い。決裁者個人の行動パターンを意識することが大切だ。
曜日別の傾向
時間帯と同じくらい重要なのが曜日選びだ。
曜日別の架電効率
| 曜日 | アポ率傾向 | 補足 |
|---|---|---|
| 月曜 | ★★★ | 週初めで忙しいが、計画を立てるモードの人が多い |
| 火曜 | ★★★★★ | 最もアポが取りやすい曜日。週のリズムに乗っている |
| 水曜 | ★★★★ | 火曜に次いで良好。週の真ん中で余裕がある |
| 木曜 | ★★★★ | 水曜と同程度。来週のスケジュール調整にも前向き |
| 金曜 | ★★ | 週末モードに入り、新しい話への受容性が低い |
最強の組み合わせ
データから導き出される「最もアポが取れる組み合わせ」は以下の通りだ。
- 火曜 9:30〜11:30:週間ベストタイム
- 水曜 16:00〜17:30:第2候補
- 木曜 9:30〜11:30:第3候補
逆に金曜の午後と月曜の朝一はアポ率が最も低くなる傾向がある。この時間帯はリスト整備やスクリプト改善など、架電以外の業務に充てるのが賢い。
「ゴールデンタイム」戦略の実践
ゴールデンタイムの概念を理解したら、次は実際の架電計画に落とし込もう。
1日の架電スケジュール例
1日の架電数の目安でも解説しているが、時間帯を意識した架電スケジュールは以下のようになる。
| 時間 | 活動内容 | 架電対象 |
|---|---|---|
| 8:30〜9:00 | 準備(リスト確認・スクリプト確認) | — |
| 9:00〜9:30 | 製造業・早い業種への架電 | Aリスト(高優先度) |
| 9:30〜11:30 | ゴールデンタイム架電 | 見込み高い先・再コール |
| 11:30〜13:00 | 昼食・データ整理・午後の準備 | — |
| 13:00〜14:00 | 飲食・クリニック等への架電 | 業種特化リスト |
| 14:00〜16:00 | 新規リストへの架電(量重視) | Bリスト(新規開拓) |
| 16:00〜17:30 | 第2ゴールデンタイム架電 | 再コール・見込み先 |
| 17:30〜18:00 | 振り返り・翌日の準備 | — |
再コールの時間帯を記録する
「午前に電話したが不在だった」場合、午後に再コールするのが基本だ。逆もまた然り。ここで大切なのは、前回繋がった時間帯を記録しておくこと。
例えば「この担当者は16時台に繋がりやすい」というデータがあれば、次回以降のアプローチ精度が格段に上がる。架電結果の記録・分析についてはリスト管理術も参照してほしい。
時間帯戦略でアポ率を上げる5つのコツ
コツ1:ゴールデンタイムに「量」ではなく「質」を持ってくる
ゴールデンタイムはアポ率が最も高い時間帯だ。ここに新規リストを充てるのではなく、温度の高い見込み先や再コール先を集中投入するのが正解。
コツ2:業種別にリストを分けておく
同じ時間帯にかけるリストは業種で分けておくと効率的だ。「9時台は製造業リスト、10時台はIT企業リスト」というように、業種別の最適時間帯に合わせてリストを回す。
コツ3:不在時の再コール時間を工夫する
同じ時間帯に何度かけても繋がらない。不在だった場合は、前回と違う時間帯に再コールするのが鉄則だ。3回不在なら、朝・昼・夕方を1回ずつ試してから判断しよう。
コツ4:曜日×時間帯のデータを蓄積する
チーム全体で「曜日×時間帯」ごとのアポ率データを蓄積すると、自社独自のゴールデンタイムが見えてくる。KPI設計の一環として、時間帯別の実績を毎週レビューするのがおすすめだ。
コツ5:架電しない時間を決める
「いつかけるか」と同じくらい重要なのが「いつかけないか」だ。アポ率が低い時間帯に無理に架電するよりも、リスト整備やスクリプト改善に時間を使ったほうがトータルの成果は上がる。
繋がり率を上げるための補足テクニック
時間帯を最適化しても、そもそも電話に出てもらえなければ意味がない。繋がり率を上げる方法と組み合わせて、以下のポイントも押さえておこう。
- 代表番号ではなく直通番号を狙う:受付を通さず担当者に直接繋がる
- 電話番号を複数持っておく:同じ番号からの着信は警戒される
- 初回不在→2回目は別の時間帯:同じ時間にかけても同じ結果になる
まとめ
テレアポの成果は「何を話すか」だけでなく「いつかけるか」で決まる。ポイントを整理しよう。
- ゴールデンタイムは9:30〜11:30と16:00〜17:30:この時間帯に見込みの高い先を集中投入
- 火曜・水曜・木曜が狙い目:金曜午後と月曜朝一は避ける
- 業種別に最適時間帯が異なる:自社のデータを蓄積して検証する
- 昼休み前後はデータ整理に充てる:無理に架電しない
- 曜日×時間帯のデータを蓄積する:自社独自のゴールデンタイムを見つける
時間帯を意識するだけで、同じ架電数でもアポ率は確実に上がる。今日からの架電計画に、ぜひ取り入れてみてほしい。
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